2025年2月2日
※このページはアクセスが集中している割にあまり役に立っていないようなので、記載内容を修正しました。
官公庁の案件には、主に指定競争入札、一般競争入札、公募型プロポーザルの3種類があります。公募型プロポーザルは、基本的にどんな会社でも参加できる提案競争なので、地方の中小企業でも十分に勝てる見込みがあるものです。
官公庁の業務はクセがあって慣れるまでが大変ですが、収益性や信用といった面から見ると挑戦する価値は十分にあるものです。
ぜひチャレンジしてほしいと思います。
1.まずは公示内容をチェックしよう
公募型プロポーザルは、省庁、市町村、第三セクターなどで募集していますが、規模の大きな案件は、最初から手を出せるものではありません。まずは、地元の市町村が募集する案件からスタートしてみましょう。
ほとんどの市町村のホームページには「産業」や「事業者」というページがあり、そこに「公募・入札」という項目があります。その中に「プロポーザル」や「公募」「提案競争」などの文言で募集しています。これが公募型プロポーザルです。
募集ページには、必ず募集要項と仕様書があります。そして、ほとんどの場合は評価基準があります。この3セットが募集内容を確認するときの資料です。
まずはこの3セットをチェックすることからスタートしましょう。
2.企画書を書く前に、まずは全体像の整理から
募集内容がわかって、自社で請け負えそうだと思ったら次は企画内容の確認です。市町村の公募はたいてい総合計画に盛り込まれています。企画書を書く前に、総合計画を読みましょう。分量が多いかもしれませんが、いったい何のためにその業務をしたいのかがわからなければ、希望に沿った企画ができません。
そして、業務の目的を把握していることは公募の必須条件なので、必ず総合計画には目を通しておいてください。
3.企画書の作り方
企画書を作るときは、様式がある場合はその様式に合わせるようにして、それ以外の場合はパワーポイントを使います。エクセルで企画書を作る人がいますが、後から困るのでやめておいた方が無難です。プレゼンテーションが必要な案件なら、まず使い物になりません。
仕様を把握したら、企画書作りがスタートします。
企画書を作るときは、まずページ割りを決めて、それから作成します。パワーポイントの使い方がわからないと、なかなか難しいかもしれません。さすがに一朝一夕でできるものではないので、当社でもどこでも依頼した方が良いでしょう。
4.プレゼンテーションについて
案件の中には、プレゼンテーションが入る場合があります。注意しないといけない点は、「企画書に書いていないことは評価されない」という1つだけです。つまり、企画書に書いていないことをプレゼンテーションで話しても、まったく評価されないということです。
ではプレゼンテーションは何のためにするかというと、補足説明と意気込みのアピールです。基本的に、企画書は補足説明がいらない程度に書かないといけないので、結局はどこまでその事業に意気込みがあるかをアピールすることがプレゼンテーションでやることです。
コロナ中から、公募に挑戦する企業が増えてきました。それだけ採用はされにくくなりましたが、何度もチャレンジを続ければ、官公庁の担当者に顔を覚えられるし、思いがけず案件の相談を受けるかもしれません。ぜひ頑張って挑戦していただきたいと思います。
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