ダイバーシティ&インクルージョンは男性以外が企業で活躍できる場を作ることであると考えます。なぜなら女性が働いている企業があまりない、また女性の管理職が少ないからです。
今回は女性にスポットを当てていきます。
ダイバーシティが進まない理由
ダイバーシティが進まない理由は男女で担当する仕事に差があるからです。
「女性活躍の実態を見てみると、日本の役員に占める女性の割合は、OECD諸国の中では最下位にある。フランス43.4%をトップに8か国は既に30%を超えているが、日本は5.2%にすぎない。」
(企業における女性活躍の阻害要因とその解決への道筋 山極清子 内閣府、2019、「男女共同参画雇用白書令和元年版」)https://www.jstage.jst.go.jp/article/socialdesign/12/0/12_12/_pdf/-char/ja
女性がダイバーシティを進めている企業
「女性が活躍する会社」総合ランキング 2022
日経BP 参照 https://www.nikkeibp.co.jp/atcl/newsrelease/corp/20220507/
女性が活躍している企業は金融関係の業種が多いです。女性のほうが男性より柔らかい印象があり、気遣いのある対応ができるからではないかと考えます。女性が多い会社であれば必然的に女性の管理職が多く、活躍する場面も多いことになるでしょう。
女性ができない仕事
一 次の表の上欄に掲げる年齢の区分に応じ、それぞれ同表の下欄に掲げる重量以上の重 量物を取り扱う業務
十八 鉛、水銀、クロム、砒素、黄りん、弗素、塩素、シアン化水素、アニリンその他これらに準ずる有害物のガス、蒸気又は粉じんを発散する場所における業務
(参照 労働基準法より)https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001263j-att/2r985200000126hg.pdf
年齢 | 重量(単位 キログラム) | |
断続作業の場合 | 継続作業の場合 | |
満16歳未満 | 12 | 8 |
満16歳以上18歳未満 | 25 | 15 |
満18歳以上 | 30 | 20 |
上記から、女性は力仕事と有害物質を取り扱う業務をしてはいけないということがわかります。今回は女性が向いている業務とできない業務がある現状が確認できました。
次回は女性がダイバーシティを進めている金融系の企業について深堀していきます。
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