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プロポーザル型公募のトレンド2024

最終更新日:2024年08月02日

公募に関する環境の変化

プロポーザル型公募は、官公庁が募集する案件に対する企画競争です。2020年頃から参入企業が増え、今年はかなり競争が激化しています。

官公庁としても、挑戦する企業が増えればそれだけ選択肢が増えるので喜ばしい限りなのですが、挑戦する方としてはハードルが相当上がっています。

そういう中でしっかり採用につなげるために、企画書の内容はしっかり整えましょう。

基本的な理解はこちらの記事をご覧ください。

総合計画はちゃんと把握すること

各官庁には、必ず総合計画があります。公募の大半はその総合計画に基づいて発注されるので、根本的なところを把握することは重要です。計画自体はすぐに見つけることができると思いますが、書いている内容を理解するのは結構大変です。

基本的に、自社が得意な分野の公募に挑戦するべきという大前提で話をするなら、押さえておくべきキーワードは把握しているでしょうから、そのキーワードを中心に読み込んでおく程度で良いでしょう。

セキュリティは前近代的なのでうまくぼかすこと

大変なのはセキュリティです。すでにクラウドが当たり前の時代ですが、省庁あたりはクラウドに重要なデータを保存することを禁止しています。つまり、ファイル共有サーバーを通じて重要なデータのやり取りをすることができないということです。

じゃあどうするかというと、重要なデータは直接光学ディスクか磁気ディスクに入れてやり取りをするしかありません。ちなみにフラッシュディスクも使えません。なお、納品は伝統的にDVDです。

この辺りは完全に官公庁がセキュリティをはき違えているのですが、セキュリティの記載が必須の場合はそれなりにぼかした形にして逃げるのが一番です。配点自体はそれほど高くないので、無理に要求項目に従うのではなく、ぼかして減点を抑える工夫をした方が良いでしょう。

競争がハイレベル化しているので、具体的な提案を積極的に

企画書のイメージはかなり重要になってきたように感じます。1ページにぎっちり情報を詰め込むというところは変わりませんが、図や絵を効果的に使うところは、より重要になってきたと考えて良いと思います。

特にチラシデザインや、動画の絵コンテなどは、適当に描くと減点の対象です。官公庁が求めているのではなく、競合が高いレベルで仕上げてくるので、それに合わせるしかないという感じです。一般的に、見栄えが良い方がイメージが良く、高い点数を取りやすくなります。

競争が増えたら、その分ハイレベルな企画書にすることが求められるようになります。今は過渡期かもしれませんが、これがスタンダードになる未来もあるかもしれません。自分なりに作ってみた企画書ではますます通じない時代になったとも言えるかもしれません。

企画書を専門家に頼むところも増えてきました。あなたの会社も、負けないような工夫をしてみてください。もし必要であれば、当社にご相談ください。

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