ダイバーシティ&インクルージョンにより仕事で活躍する女性が増加しています。しかしながら男女で給与格差があることが現状です。
男性は年収が20歳から増え、50歳あたりから減っています。その反面、女性は25歳から59歳まで年収に変化がありません。
男女の賃金格差の原因は主に3つあると考えます。
原因の一つは、企業に女性管理職の数が少ないことが挙げられます。そもそも、業務の負担が大きく、本人が希望しない場合が多いこと、管理職になるまでに退職することが考えられます。
上のデータでは管理職の割合が低い理由は、現時点では必要な知識や経験、判断力等を有する女性がいないという理由が最も多いです。
もう一つは、女性の非正規の比率が高いことです。男性は、女性よりも正規の雇用が多く、正規は非正規よりも収入が多いからです。
そして、3つ目は日本特有の雇用形態と、性別役割の固定化です。
日本の雇用形態は年功序列、新卒一括採用、定期採用が一般的ですが、ヨーロッパにはこのような形態は多くありません。
海外では年齢にかかわらず結果を出した人が出世できる「成果主義」が主流です。
また、女性は出産や育児で休職する可能性があり、その役割は女性と考えられ、負担になっています。
男女差是正のためには、男性中心の働き方の転換と、キャリアへの意欲を喚起する職場環境の整備が不可欠です。
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