公募の中にはたいてい「評価基準」というものがあります。基本的に、公募型プロポーザルは評価基準に従って点数をつけて、その合計値が高い順に優先交渉権が決まるという方法を取っています。なので、その評価の基準を公開しているわけです。
当然高い点数を取らないと採用は遠のくので、何をチェックしないといけないかを解説します。
1.価格点
まずは価格を見ましょう。だいたい表の一番下にあります。だいたい全体の10%程度の配点になっています。価格点が10%より低いなら、値引きをする必要は一切ありません。逆に、価格点が10%より多いなら値引きを検討する必要があります。
計算式はいくつかありますが、だいたい80%の得点を狙って価格を決めましょう。
2.目的を理解しているか
だいたいの公募の評価に入ってきます。これも10%程度の配点が一般的です。目的というのは募集要領や仕様書に書いている目的が該当しますが、それよりさらに深いところをちゃんとわかっていますか?ということを聞いているのです。
具体的には各市町村には「総合計画」というものがあります。「(市町村名) 総合計画」で検索したら見つかります。
総合計画の中で委託している部署に関する部分を読み込んで、何が目的なのかをしっかり把握しておきましょう。
3.独自提案
独自提案の割合はピンキリですが、だいたい価格点と反比例します。つまり、価格はいっぱいいっぱい取っていいけれど、ちゃんと独自の提案をしてくださいという案件があったり、独自提案はそこまで必要ないから、とにかく価格を抑えてほしいという案件があったりというわけです。
当然相手があることなので何点を取ったら合格、というものではありません。しかし、ある程度の目安はあって、ある程度の範囲を調べると、だいたい8割後半くらいが最大値になっているようです。なので、すべて満点を目指すのではなく、割合の低いところを落として、割合の高いところをしっかり取っていくという戦略を立てながら企画を組むことが大事になります。