1枚ものの企画書はZ型で考える

1枚ものの企画書の書き方

世の中には、1枚ものの企画書というものがあります。当然内容がすべて入りきれるものではないので、何らかの工夫が必要です。もっとも気を付けなければならないのは、読み手の目線の順番。目線の順番が違うと、何とも読みにくい企画書になってしまいます。

読み手の目線とは

文庫本が好きな人は、よく知っていると思いますが、たいていは縦書きです。そして、本は右綴じで左手でめくっていきます。本文は右から左に読みます。

一方、参考書や教本などは横書きです。そして、縦書きの本とは逆で、左綴じで右手でめくっていきます。本文は左から右に読みます。

この違いは、当然縦書きと横書きの違いからくるものなのですが、目線はそれに合わせるように動くようになっています。つまり、速読でもしない限り、縦書きの時は上から下、右から左に目線が流れ、横書きのときは左から右、上から下に目線が流れるようになっているというわけです。企画書は基本的には横書きですから、目線の方向は次のようになります。

目線の向き

珍しい例では、アラビア文字は横に書きますが、右から左に読みます。この場合は、横書きでも右から左に目線が行くようになるでしょう。とはいえ、現状では縦書きといえば日本語、横書きといえば英語といった感覚が私たちにしみついているため、自然な目線の流れはこれに従うべきでしょう。

目線に沿ったレイアウト

1枚ものの企画書は、とにかく1ページに収めなければなりません。削る部分も多いでしょうが、4段構成である必要性は変わりません。いくら分量が少ないと言っても、「何をやりたい」だけしか書いていない企画書は、目的も展開も不明なため、目を通した瞬間に没になることでしょう。

そこで、1枚の中に起承転結がすべて入るこれをレイアウトを考えなければなりません。そこで、目線の流れを踏まえたうえで、4段構成のレイアウトを考えてみましょう。

目線に合わせたレイアウトの例

例えば、このようなレイアウトが考えられます。横から縦の順番で目線の流れに合わせていることが理解できると思います。横書きを想定すると、始まりは常に左上、そこから右、下の順番で流れを作っていきます。

こうすることで、次にどこを見れば良いかが直観的に分かるため、1枚でも読みやすい企画書を作ることが可能になります。あとはそれぞれの分量を増やしたり減らしたりするだけです。

逆に、悪いパターンを見てみましょう。

目線を合わせない例

一見良さそうなレイアウトですが、構造としては読みにくい形です。これは縦型のレイアウトでも同じことが言えます。一番良いのは上から順番に読めるようにすることですが、そこはなかなかうまくいきません。そこで、変則的なレイアウトを考えてみましょう。

変則的なレイアウト例

1枚の紙を2ページに見立てて、左右でZ型に配置する方法です。この場合は、真ん中に1本線を引いて、左右に分かれていることを示しておく必要がありますが、レイアウト的にはすっきり収まります。承の分量が多い場合は、転の一部を承にしても良いでしょう。

レイアウトをもっと追及したい場合は、新聞が参考になります。一見読みにくいレイアウトのように見えますが、新聞は目線の流れをしっかりと意識したレイアウトになっています。そのため、段落が離れていても次にどこを読めばいいのか直観的に分かるようになっています。そのため、一面に文字を敷き詰めて徹底的に情報を詰め込むことができるようになっているのです。

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