星野村のブルーベリー収穫支援に伺いました
当社が所属する一般社団法人ふるさと創成の会で、7月定例会として、星野村のブルーベリー収穫支援を実施しました。
星野村のブルーベリー支援とは
星野村の地域振興団体である「がんばりよるよ星野村」は、ふるさと創成の会の提携会員で、毎年この時期にブルベリー収穫の支援に訪問しています。今年はブルーベリーの生育が良いということで、良質のブルーベリーを収穫しました。
収穫したブルーベリーはその場で買うこともできるため、参加した会員が全て買い上げる形で終了しました。
星野村の平和公園について
星野村には原爆の火と呼ばれる灯火があります。原爆が投下された日、星野村出身の山本さんは、比較的遠くで被爆したため命に別条はなかったものの、お世話になった方が爆心地付近で被爆されたため、形見として星野村に火を持ちかえり、以後ずっと絶やさずに灯し続けたというものです。
この記事を朝日新聞が書いて一般に知れわたることになると、星野村が村として火を存続されることになり、平和公園も整備されました。
現在、星野村は合併して八女市になりましたが、この火の存在をもっと多くの人に知ってもらおうと、戦後80年の祈念事業を展開しています。
企画書がうまくつくれないときの解決方法
取引先と新しいビジネスの話をするとき、書類は必須です。オンラインで話すときもプレゼンテーション資料として提示する必要がありますから、それが紙かデータかの違いでしかありません。「じゃあ資料にして持ってきて」と言われたら、あなたは何を作ればいいでしょうか。
とりあえず企画書と提案書を使い分けよう
企画書と提案書は本来同じ意味なのですが、ビジネスの場ではよく使い分けされています。
提案書:ざっくりとした提案内容を書いたもの
企画書:企画内容を精密に書いたもの
何となく違いが分かると思いますが、とりあえず提案書を出して、反応を見てから企画書を出すパターン、初めから企画書を出すパターンなどがありますが、そこはクライアントとの距離感や企画案のボリュームを見ながら考えてください。
提案書に書くべき内容と順番
まずはざっくりとした内容を書いてみます。
1.表紙(宛先、タイトル、提出日、会社・担当者名、連絡先)
まずは表紙です。内容がイメージできる画像があると良いですが、なければないでも構いません。
2.提案の背景
なぜこの提案をしようと思ったのかです。「お役に立てると思って」だけでは不十分で、マーケットや社会的な背景を、データを根拠に示して、その解決を図ることを目的にします。社会問題にからめると効果的ですが、あまり大きな背景にしても、提案との関連性が薄いと軽薄な印象になります。
相手の会社の方針や短期的な戦略などを考慮して、ちょうど良い背景を構築してください。
3.提案の概要
提案の全体図を作ります。できるだけ1枚で全体像がわかるようにしてください。詳細の記載が必要なら別紙で描くようにして、とりあえずわかりやすさを優先して1枚にまとめます。提案書ならこの程度で十分ですが、ある程度詳細を書いた方が良い場合は、ページを分けて記載します。
4.今後の展開
提案内容を進めたときの展望を書きます。同業他社との差別化ができる、事業が大きく展開する、など、つづけたときのメリットを書いておきます。これができると、簡単な提案でも魅力的に見えます。
企画書に書くべき内容と順番
1.表紙(宛先、タイトル、提出日、会社・担当者名、連絡先)
表紙は提案書と一緒です。そこまでこだわる意味はありません。
2.提案の背景
ここも提案書と同じです。
3.業務の方針とゴール
何を目標にして、どんな運営をするのかを書きます。企画にはゴールがあります。たいていはKPIを書くことになりますが、できるだけ明確なゴールと、それに至るまでの運営方針を3本柱くらいで書きます。
3本柱というのは、「安心」「安全」「迅速」のような感じです。または、「地域連携」×「IT」のように、キーワードを掛け算で書くのも一つの方法です。
4.組織構成
企画に携わるチームの組織構成です。どの部署の誰が何を担当するのか、その経験やスキルはどうなのか、などを書きます。経験やスキルがない場合は、やる気をアピールしても良いでしょう。
5.企画の詳細
詳細をどこまで書くかはかなり意見が分かれるところですが、できれば企画書をそのまま業務指示書にできるくらいの内容を書いておくべきです。具体性のある話は、それだけイメージがしやすく、わかりやすいからです。できるだけ画像やグラフを織り交ぜて、わかりやすく具体的に書きます。
企業への提案の場合は、ページを分けてわかりやすさを重視します。1ページに1つの内容を書くイメージで良いと思います。
6.企画の展望
ここは提案書と同じです。
7.概算
少し高めに出しておきます。概算といっても後から値段が上がるわけではありません。
デザインはあとまわし。まずは中身から
パワーポイントを開いて書いていくと、デザインが気になってきて、ページを良く見せようと1ページにこだわることが多くあります。それも大事なことなのですが、まずは中身を全部埋めることです。デザインはその後に取り掛かっても大丈夫です。
どうしても間に合わない場合は、テンプレートで作った内容でも問題ありません。要するに何をしたいのかが伝わることが最低限です。
「海辺の教室 日本原産ハイビスカス 泉川のハマボウで初夏のお花見」のサポート
九州大学うみつなぎでは、定期的に海の現地教室である「海辺の教室」を開催しています。当社も活動のサポートを通して、さまざまな学びの場となっています。
泉川のハマボウとは
糸島市の西岸は「泉川」という川が流れています。元は入江でしたが、黒田長政の時代に菅正利が開発を行い、官位の和泉守から和泉川と名付けられたと言われています。
この和泉川の淡水と海水の境にある場所にハマボウが植生されています。他の場所は海藻や陸の植物に負けるため、群生できないそうです。このような場所は護岸工事によって失われ、現在ハマボウは絶滅危惧種にも指定されています。
泉川のハマボウは「泉川ハマボウの会」の環境美化等の活動により保全されていて、夏の季節はきれいな黄色の花を咲かせています。
イベントについて
イベントは大石公民館をお借りして実施しました。公民館の管理をされている島崎氏に大石の郷土史を伺い、実際にハマボウの観察会を行いました。
大石という地名は、可也山から切り出した石を保存しておいたことにより付いた地名で、ここに集積された石は神社や石垣などに使われていたそうです。有名なのは、日光東照宮の一の鳥居で、ここから泉川を出て、瀬戸内海を通り、太平洋経由で江戸、日光まで運ばれたそうです。当時の土木技術の高さがうかがえる事例です。
また、この地域は昭和18年に軍によって買い上げられ、一時飛行訓練場となっていました。その石碑は現在でも残っています。
梅香る町プロジェクトの会報誌を作成しました。
梅香る町だよりは、毎年6月頃に発行している梅香る町プロジェクトの会報誌です。第9号を当社にて編集発行しました。
今年は、2月に開催した第8回梅見会が梅の開花時期と合わず、残念な結果となってしまいました。しかしながら、3月上旬には見事な満開を迎え、美しい景観を見せてくれました。その梅の開花状況を中心に、今回もたくさんの活動内容をお伝えします。
業務事例:市町村におけるインバウンドアンケート調査業務
機密情報保護のため、特定できる情報の掲載は控えています。
業務概要
自治体に訪れた外国人観光客に対して、ごみに関するアンケート調査を実施。複数言語への翻訳、オファー品のデザイン、制作発注からレポート作成までがワンセットです。
サポート内容
アンケート項目設計
アンケート項目は目的に合わせて作成しました。収集場所を考慮して、必要最低限の項目を設計し、極力選択式にしました。記述は2項目です。
オファー品のデザイン制作
オファー品としてエコバッグを作成しました。その際、自治体のキャラクターデータを使用し、印刷データを作成しました。
アンケートフォームの作成
Googleにアカウントを作成し、複数言語のフォームを作成しました。また、アンケート回答終了時のサンキュー画像を作成しました。
アンケート案内フライヤー制作
アンケートの回答を促す案内フライヤーを複数言語で作成しました。印刷枚数は、自治体への訪問者数の割合を参照し、言語別に分けました。
アンケート進捗の報告
アンケートは約40日程度実施しましたが、毎週進捗を報告し、収集件数が少ない場合はテコ入れを提案しました。
アンケート集計
アンケートの結果をすべて翻訳・集計し、データとして取りまとめました。
結果レポートの作成
結果をレポート形式でまとめました。
業務事例:支援金交付業務のプログラム制作
機密情報保護のため、特定できる情報の掲載は控えています。
業務の概要
都道府県における支援金交付業務に関して、業務スキーム提案及び管理プログラムを作成しました。
サポート内容
業務スキーム提案
支援金の申請は実施直後に最も集中することが多く、問い合わせの事例などのリソースもほとんどない状態のため、申請そのものが滞りがちになります。その解消のため、1担当者が1つの業務に集中できて、申請受付から支援金の振込に至るまでスムーズに処理できる業務スキームを提案しました。
申請管理プログラムの構築
申請後のデータはローカルで処理するため、エクセルVBAによるプログラムで申請から振込までを一括管理できるプログラムを構築しました。
具体的な機能は
- 申請時の二重申請チェック
- 確認シートの出力
- 振込先のチェック
- 進捗状況の確認シート出力
- 振込データ作成・出力(全銀用データ)
- 申請結果送付用紙の出力
です。申請時の口座名義データはすべて半角カナにする必要がありますが、申請時に外字や記号などが含まれる場合があるため、注意が必要です。
このプログラムにより、振込エラーが
- 申請時の入力ミス
- 金融機関の支店統廃合による支店番号変更
を原因とする数件のみに減少しました。
業務事例:複数県にまたがる観光支援事業の最終報告書
機密情報保護のため、特定できる情報の掲載は控えています。
業務の概要
災害地域への観光支援業務。事業そのものはクライアント様でこなし、その最終報告書作成を担当しました。
サポート内容
最終報告書の作成
作成の前に、実施したデータから読み取れる内容を提案しました。データは、補助金の申請者データ、金額で、宿泊施設からアンケート的な調査データがあったため、人流の傾向を調査データとして提出しました。
期間中の仕様変更は、内容、変更前後の変化など、成果を数値的に出す必要があります。正確なデータでない場合でも、傾向を読み取れる場合があります。
業務事例:観光モデルコースにおけるモニタリング調査事業
機密情報保護のため、特定できる情報の掲載は控えています。
業務の概要
インバウンド向けのプランとして構築された観光モデルコースを検証。具体的な業務は次のとおり。
- インバウンドによるモニターツアー
- ランドオペレーターへのインタビュー調査
- アンケート調査
施策の実証的評価が求められる業務において、調査設計・分析結果のまとめ・報告書体裁の整備など、文書面での整理を担当しました。
サポート内容
企画提案書作成
公募型プロポーザル案件だったため、企画提案書を作成しました。
インバウンドによるモニターツアー
モニターツアーの企画はクライアント様が行い、当社はツアー中に調査する内容を取りまとめ、記入用紙を作成しました。
記入用紙は後日回収し、集計後レポートを作成しました。
ランドオペレーターへのインタビュー調査
ランドオペレーターに対する質問項目をまとめ、集計後レポートを作成しました。
アンケート調査
企画提案書の作成段階でアンケート対象者、アンケート項目を設定し、質問用紙を作成しました。
質問用紙は後日回収し、集計後レポートを作成しました。
最終報告書作成
実施結果を最終報告書としてまとめ、実施結果から考えられる実現可能なコース設定を提言しました。
実証調査系の報告書では、施策意図に沿った成果整理と客観的根拠の提示が求められます。今回は、アンケート結果の構成・分析サマリの設計・記述支援などを通して、報告全体の見通しを整えるお手伝いをしました。
企画提案書作成Tips:アンケート調査の企画案
基本的なアンケート調査の企画案は、4つのパートに分かれます。
1. 課題整理・業務設計
最初に作るのは「何のために何を調べるのか」です。仕様書に提示されていることはほとんどないので、提案の段階で考える必要があります。
最終的には「どんな結論を導きだしたいのか」という逆算で考えます。
設計としては、
- 調査期間
- 調査方法
- 調査対象
- 収集件数(KPI)
くらいは書いておきましょう。
2. 調査項目の設計
すでに導き出したい結論があるので、調査項目は列挙しておきます。
項目例
- 性別(男性/女性/その他)
- 年代(10代以下、20代、30代、40代、50代、60代以上)
- 出身地(都道府県名)
- 質問項目(回答方法)
3. 集計・分析
分析レポートの提出は必須ですが、どんなレポートを提出するのかが見える形にするのが大事です。
できればレポートの事例ページを1枚出したいところです。
企画提案書作成Tips:主な公募内容一覧
公募型プロポーザルの分類について
この分類はすべての公募内容を網羅したものではなく、一般的な公募型プロポーザルの業務内容を一覧化したものです。
1. 調査・分析業務
- 社会調査(住民意識、観光、子育て、福祉など)
- 経済調査、地域産業実態調査
- モニターツアーや実証実験の効果検証
- サービス評価、施策の効果測定
2. 広報・PR・プロモーション
- 動画制作やパンフレット制作
- Webサイト・SNSの運用
- 移住促進・観光誘致などの広報戦略立案と実施
- イベント広報や報道対応
3. イベント企画・運営
- シンポジウム、ワークショップ、フォーラム等の運営
- 地域活性化イベント、市民参加型企画の設計と実行
- オンライン/ハイブリッドイベント対応も増加傾向
4. 業務支援・コンサルティング
- 業務改善提案、BPR(業務改革)
- DX支援(電子申請化やRPA導入)
- 地方創生や中山間地域対策の政策支援
- 公共施設再編、PPP/PFI導入の支援
5. ICT・システム関連
- Webシステムやアプリケーションの設計・開発
- マイグレーションや運用管理の提案
- セキュリティ対策/BCP関連の技術提案
6. 研修・育成プログラムの設計
- 職員向け研修(接遇、マネジメント、法務)
- 地域人材の育成支援(観光ガイド養成など)
- SDGs・地域防災などのテーマ別研修