中小企業の新商品・新サービス・新規事業の立ち上げ支援。公募事業の企画提案・実務サポート。業務に必要な事務作業代行。

(第二回)ダイバーシティ&インクルージョンと女性の関係

今回は前回の「女性が活躍する会社」総合ランキングにに多かった金融系の会社に焦点を当てます。

りそなホールディングス、アフラック生命保険,大和証券グループ、損保ジャパン、ゆうちょ銀行の女性社員が活躍するためにどのような取り組みをしているのか調査してみました。

りそな銀行 女性活躍推進にかかる取り組み

・勤務時間または業務範囲を限定できる「スマート社員制度」を導入し、多様な働き方を実現

・女性の声を直接経営に反映させることを目的に2005年に発足した経営直轄の諮問機関「りそなWomen’s Council」から、女性がキャリアアップしながら長く働き続けるための様々な施策が実現

(例)仕事と育児を両立する従業員向けの復職支援プログラム、女性管理職に向けたメンタリング制度等

・経営トップをはじめとした各所属長が「イクボス宣言」を行い、男性の配偶者出産休暇100% 取得や男性育児休業取得推進など男性育児参画促進にも注力

りそな銀行https://www.resonabank.co.jp/about/newsrelease/detail/20201215_1428.html

りそな銀行は勤務時間や業務範囲を限定することにより女性の働きやすい環境を確保していることがわかります。

アフラック生命保険 育児・介護・病気と仕事を両立させるための取り組み

育児・介護・病気と仕事を両立している社員が安心して力を発揮できるようさまざまな支援を実施しています。

就業継続に留まらず、育児とキャリアアップを両立させることを力点に、男女ともに、「子ども誕生前」「産休中・育休中」「育児と仕事の両立中」のフェーズごとに支援をしています。

介護と仕事の両立に向けて「全社員」「介護と仕事の両立中社員」それぞれに対する支援を行っています

社員ががんや病気・けがと向き合いながら、一人ひとりが活躍できる職場環境を整備するため、「相談」「両立」「予防」を柱に「がん・傷病 就労支援プログラム」を実施しています。

アフラック生命保険https://www.aflac.co.jp/corp/esg/innovation/diversity/promotion/

アフラック生命保険は育児・介護・病気と仕事の両立ができるよう男女ともに支援をしていることがわかります。

上記2社が共通していることは、男性の産休・育休が取れることです。男性も休暇が取れることにより家事育児の分担ができ、女性の負担が軽減されると考えられます。

大和証券グループ本社 女性活躍の推進

大和証券グループは、男女問わず優秀な人材を積極的に登用しています。キャリアに関する相談窓口を社内のワーク・ライフ・バランス推進サイトに設置し、女性役員や女性部室店長が後輩女性社員からの悩みや相談に応じるほか、活躍している女性社員を社内報で紹介するなど、女性マネジメント層のさらなる拡大を図っています。

また、2015年には、内閣府男女共同参画局が主導する「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」行動宣言に、取締役会長が賛同を表明しています。

大和証券グループ本社https://www.daiwa-grp.jp/about/work/diversity.html

大和証券グループは女性社員が仕事について相談しやすい環境を作っていることがわかります。相談することにより気持ちが楽になる、問題解決につながるなどにより、離職率が下がる傾向になると考えられます。

損保ジャパン 女性活躍推進

2023年度末までのグループ全体女性管理職比率の目標を30%以上と設定し、女性社員の知識・スキル向上、意識・マインド変革にむけて女性育成プログラムを実施しているほか、グループ各社で独自のプログラムも実施しています。これらのプログラム等を通して、2021年3月末時点において、損保ジャパンでは、女性の取締役1名、執行役員1人と部店長13人、SOMPOひまわり生命保険では執行役員4人と部店長1人を登用しています。

SOMPOホールディングスhttps://www.sompohd.com/csr/action/employee/content3/

損保ジャパンは女性の管理職を増やすために女性社員の育成に力を入れていることがわかります。

ゆうちょ銀行 女性の活躍推進

郵便局に来局されるお客様の7割が女性のお客様です。時代と共に多様化する女性ニーズへ対応するべく、新たな風を吹き込む女性社員の活躍が、お客様へのサービス向上につながると考えています。日本郵政グループはトータル生活サポート企業としての企業価値の一層の向上を目指して、女性社員を含む全社員が能力を十分に発揮し活躍できる環境作りを推進しています。

女性管理者登用目標

グループ各社では、管理者に占める女性割合について目標を掲げ、女性の意識向上に向けた研修、女性のキャリア形成支援、長時間労働抑制に向けた働き方改革の実施など、取り組みを進めていきます。

日本郵政https://www.japanpost.jp/corporate/values/diversity.html

ゆうちょ銀行はお客様のニーズにこたえるために女性を多く登用していることがわかります。

上記5社のダイバーシティの取り組みをまとめました。

会社名女性男性
りそなホールディングス勤務時間または業務範囲を限定イクボス 産休・育休取得
アフラック生命保険育児・介護・病気と仕事を両立産休・育休取得
大和証券グループワーク・ライフ・バランスの確保 
損保ジャパン女性育成プログラム実施 
ゆうちょ銀行お客様を気遣う対応(女性 

女性活躍推進の主な取り組みとしてはワークライフバランスをとるために勤務時間を限定したり、女性育成プログラムを作ったりしていることがわかります。

また女性だけではなく男性も休暇が取れます。

次回は女性活躍推進ランキングのその他の会社について調査していきます。

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